顧問契約のメリット

- 顧問契約を締結せずにスポットで対応する場合、どうしても問題が起きた後の事後的な対応になります。さらに、クリニックと当事務所間の契約締結の対応にかかる時間、契約締結後にトラブルの対応を開始することから、本来法的なアドバイスが必要なタイミングであったにもかかわらず、対応が遅れてしまい、結果として問題を拡大させてしまう場合も少なくありません。
- これに対し、顧問契約を締結している場合、「ひょっとしたら問題になるかもしれないな。」と感じた時に直ちにご相談していただくことが可能です。当事務所は、従前の弁護士像のような敷居の高い存在ではなく、クリニックの気軽な相談相手になりたいと願っています。また、対応が必要な場合には、スポットでのご依頼の場合と異なり、スピード感をもっていち早くご対応させていただきます。当事務所がクリニックの内部事情や経営状況を事前に把握できるため、実情にあったサポートを素早くご提供できます。なお、当事務所には複数の弁護士が在籍しているため、迅速に対応できます。
- 当事務所は、顧問契約を締結いただいた場合には、クリニック経営における疑問点や不安点などが生じた際の相談相手として、きめ細かなサポートを行うことをお約束いたします。
他の法律事務所と比較した当事務所の特徴
- 当事務所は、紛争を未然に防ぐことに注力しております。紛争を防ぐには、当事者が対面で話し合う段階で妥協点を見つけたり、適切に対応することが必要ですので、クリニック経営への影響を踏まえ、紛争を未然に防ぐための具体的なアドバイスをいたします。
- また、仮に紛争になってしまった場合も、事案の詳細を踏まえて適切な対応方法のご提案が可能です。紛争を早く終わらせるために、不当な要求を承諾することは推奨しておりません。不当な要求に屈せず、法的知識や経験、証拠を用いて紛争を正しく解決へと導きます。
顧問契約における他の弁護士事務所との違い
他の法律事務所と比較した場合の当事務所の特徴は、以下のとおり3つあると考えています。
紛争を予防することを目的とした予防法務のためのコンサルティング提供

- 当事務所は、紛争を未然に防ぐことこそがクリニックの利益になるとの考えの下、貴院の状況を把握した上で、経営コンサルタントの観点も加えて、紛争が生じないための予防的なコンサルティングを行います。
- クリニックの利益を守るための「的確なクレーム対応」、「従業員が定着する盤石な経営基盤の構築」など、法律を把握した弁護士だからこそできる安心してクリニック経営を続けるためのアドバイスや施策のご提案をいたします。
医療現場を熟知した現役医師兼弁護士が所属
当事務所には現役医師兼弁護士が所属しています。不幸にして医療過誤の事案が発生したクリニックは弁護士へ依頼することになると思います。ただ、どれほど医療過誤訴訟の経験がある弁護士であったとしても、やはり現役医師と比べれば医療現場の知識・経験は劣ると言わざるを得ません。
この点、当事務所には、現役医師の弁護士が在籍しているため、カルテなどの医療記録の理解、医学的知識を踏まえた主張・立証の点において、一日の長があると自負しています。
クレームに対するき然とした対応
一般的な商店・企業が抱えるお客様からのクレーム問題と異なり、医療機関には、いわゆる応召義務があります。さらに、個人の地域住民が主としてお客様となるクリニックの業務内容からして、地域住民からの信用・信頼の醸成は何よりも大切です。
他方、悪質なクレーマーに対しては、クリニックのスタッフや他の患者様の保護のため、き然とした対応をとる必要があります。刑事事件に該当するとなれば刑事告訴をためらってはなりません。
当事務所では、元検事の弁護士が在籍しています。刑事告訴の見通しに関する経験を踏まえて、き然とした対応をとることが可能です。
医療過誤への対応について

- 医療過誤への対応では、まずは責任と問題の所在を確認します。このとき、現役医師でもある弁護士がカルテを含む医療記録を確認しますので、クリニックに一から医学的知識を教えていただく必要がなく、クリニックとの意思疎通も容易です。結果として、医療過誤の事案に素早く対応できます。
- 医療過誤の事案においては、原因がクリニック側の落ち度か否かを早期に判断する必要があります。
- 仮にクリニック側に落ち度があるのであれば、患者様に対する謝罪と賠償は仕方ありません。むしろ、患者様に対して誠意ある謝罪と賠償を行い、問題の拡大化を防止した方がよいでしょう。
- 当事務所は、法的な見地からのクリニックの落ち度の有無及び程度について意見を述べ、かつ、仮に落ち度がある場合の適切な賠償額についても、アドバイスすることが可能です。
- なお、弁護士が当事者同士の話し合いに積極的に参加しない方がよい事案もありますが、そのような事案でも裏方として、クリニックが安心して話し合いに臨めるよう丁寧にアドバイスいたします。
顧問契約の内容

- 当事務所と顧問契約を締結いただく場合、プランに応じて1ヶ月につき数時間のコンサルティングや相談対応が可能です。雇用契約書や就業規則の作成、リーガルチェックやクレーム対応など、クリニック経営に関することは何でもご相談いただけます。
- また、離婚や親権慰謝料のご相談などお客さま個人の事案にも対応可能です。安心してクリニックを経営するためには、プライベートで起きた問題を早期に解決する必要があります。顧問契約をいただくと、当事務所がクリニックの事情を把握した上で的確かつ迅速な対応が可能になります。
- また、しばらくご相談がない場合でも、定期的に当事務所からお困りごとがないかお伺いいたします。お客さまの気持ちに寄り添い、親切丁寧な対応を心がけておりますので、お気軽にご相談ください。
福利厚生としての活用方法
当事務所の顧問契約は、クリニックの福利厚生としてもご活用いただけます。例えば、従業員の個人的な法律相談や依頼に対する値引きに応じることが可能です。
トラブルが起きたとき、弁護士へ気軽に相談できない方は少なくありません。
クリニックの福利厚生として法律相談をご提供いただければ、従業員が気軽に法律の相談ができるようになります。結果的に従業員満足度が上がり、それが患者さまへのホスピタリティに溢れる対応に繋がるでしょう。
お客様の声
- クリニックの経営が軌道に乗り、患者さまが増えるにつれて、対応に悩むケースが増加します。実際に、患者さまへの対応方法でお悩みのお客さまからご相談いただいたことがございました。そのお客さまからは、「やはり現役医師の弁護士にいつでも相談可能なのは安心できる」とのお言葉を頂戴しております。
- また、当事務所に在籍する弁護士は、医療過誤事件に関して中立的な立場からあっせんした経験がいくつもあります。トラブルの規模に関係なく、法的知識と経験をもって適切なアドバイスをご提供いたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。